ミヒャエルエンデの作品にモモという物語があります これは灰色の男たちという時間泥棒が人々に時間銀行に時間を貯めなさいそうしたら余った時間でいろいろなことができますよ といって時間を盗む話です モモは人々に時間を取り返す女の子です
これは現代人の姿と重なります 時間を節約しようといってタイムマネジメントといって節約にやっきになっている
しかし時間を節約することは一瞬一瞬を疎かにすることになり時間を節約すると生命まで痩せ細ってしまう なぜなら時間とは生命だからです 時間を大切にするとは掃除夫のベッホのように一瞬一瞬を大切にすること一瞬一瞬集中して生きることです 人は歳をとるほど時間の進みが速く感じられる それは子供の頃のように一瞬一瞬を驚きを持って生きていないからです
日々がルーティンの繰り返しになり驚きがない 一瞬一瞬を生きていない そうすると時間は盗まれたように飛んでいってしまう
時間泥棒に対する方法は一瞬一瞬を大切に今ここを生きることです それが時間を大事にして生命を太らせる方法です 生き生きとした生命 生き生きとした人生 それは一瞬一瞬を大事に生きることです
モモは文学作品だけど今の現実を描いています
老後の人生のために積み立て投資をするのもいいけれど 今を生きることが疎かになってませんか?